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2024年も、特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービス、グループホーム、居宅介護支援事業所、小規模多機能型居宅介護施設、住宅型有料老人ホーム「マチュピチュ」、サービス付き高齢者向け住宅「ハナミズキ」、厨房・配食サービス、さらに保育園や地域包括支援センターなど、幅広い事業において、職員の皆さんが懸命に働いてくださいました。職員不足という厳しい状況にもかかわらず、皆さんの献身的な働きには心から感謝し、深い敬意を表します。本当にありがとうございました。
さて、2024年を振り返る中で、特に印象に残った出来事をいくつか共有したいと思います。
まず、新年早々に発生した石川県能登半島地震、そして9月の同地域での大洪水です。これらの自然災害は多くの人々に試練をもたらしましたが、私たちの職員の中からも義援金が寄せられ、復興を祈る思いを共有しました。一日も早い復興をお祈りするとともに、今後も私たちにできる支援を考えていきたいと思います。
次に、今年の人事面での成果について触れます。4月には、介護留学生のタオさん、ハーさん、ズンさんの3人が沖縄アカデミー学院での2年以上の努力を実らせ、介護福祉士の国家資格を取得し、ユニット副主任に昇進しました。また、新たに加わった5人の介護留学二期生も全員が資格を取得するという快挙を成し遂げました。これらの成果は他施設ではなかなか見られない素晴らしい事例です。今後も沖縄の地でさらなる実績を築いてくれることを期待しています。
また、2024年はコロナパンデミックからの回復元年でもありました。南城市にお住まいのお年寄りが当施設でいきいきと生活されている姿は、私たちにとって大きな励みとなっています。これからも利用者の皆さまが安心して生活できる環境づくりに努めてまいります。
さらに、今年制定された**「認知症基本法」**にも触れたいと思います。この法律は共生社会の実現を目指すものであり、高齢者福祉に携わる私たちにとって非常に重要な意味を持つものです。認知症は誰もが直面する可能性のある課題です。この法律を契機に、さらに学びを深め、利用者の皆さまのより良い生活を支えていきたいと考えています。
また、2024年は「貯蓄から投資へ」の流れが加速し、円安や物価高といった経済の変化にも直面した年でもありました。私たちの仕事は日々の生活を支える重要な役割を担っています。これからもこの「天職」に誇りを持ち、お年寄りや園児の生活環境をさらに向上させるとともに、職員の処遇改善や働き方改革にも積極的に取り組んでいきたいと思います。
最後に、今年一年を支えてくださったすべての皆さんに、心より感謝申し上げます。
2025年はいよいよ団塊世代の全員が75歳以上となり、介護を必要とする後期高齢者となる「2025年問題」に直面する年です。しかし、私たちには45年以上にわたる豊富な介護経験と知識があります。この経験をもとに、何も恐れることなく前進していきましょう。
2025年も互いに支え合いながら、さらなる成長と発展を目指していきましょう。皆さんとご家族の健康と幸せをお祈りして、私の挨拶とさせていただきます。
2025年もどうぞよろしくお願いいたします。
理事長 石島 衞